修正

僕が起業後に想定していたようには行かなかった。
想定外だったのだ。

甘く見ていた訳でもなく、ある程度の恩恵は続くのだと思っていたからだ。

僕は、ある約束のもと起業したのだ。
それは家族との信頼以上の大切な約束だった。
だから僕らは数年は大丈夫だと信じ込み過信したのだ。

もちろん、ずっとの恩恵だとは思っていなかったが、それでも信頼を持っていたのは事実なのだ。

それが一年も経たないうちに、第三者によって脆く崩れされるとは、思ってもいなかった。
信頼していた者は知ってか知らずか僕から逃げてしまった。
想定外だったのだ。

僕の未来を真っ向から阻止しようとする者たち。

僕は雑草に足を囚われ、身動きできずに足元をみられ、弱者は弱者のうちに根絶やしにしようとする雑草に引っ掛かってしまったのだ。

約束は守られる事なく闇に葬られた。

だから、、、。
もう僕は戻れる場所などない。
約束などするものではない、信頼を餌にした口約束などは。
周りの妬みかイジメかの感情の中に、僕は後悔と失望に毎日毎日心をえぐられる。

だから、僕は僕の時間が今なくても問題はない。
今の僕は、僕の今と未来を修正中なのだ。

失望の日から、日々の精進を怠らず、一歩づつ上に前にと以前より明るくなってきている。

一年かけての僕の過去、現在、未来の修正。
後悔、失望、怨みの念は僕の原動力に変わっている。

経営者としての荒波は僕自身を無茶苦茶にしてくれる。
否応もなくひっきりなしに。
もっと揉まれていい経営者になるのだ。

その最初の試練は、運命だったのかな。
長く信頼していた場所から始まったのは。

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