僕が独立した理由 ③

今より1年半以上前にさかのぼる。

まだ、ルナも元気だった一昨年の11月。不景気と業績の悪化で社の人員を減らすこととなった。

僕は一人呼ばれ話を聞いた。

元々、僕は僕の部署から誰かを辞めさせるのであれば僕が辞める決意をしていた。
僕が部署のTOPである以上、僕以下のものは誰一人欠けてはならない。
なのにどうしても辞めさせざるおえないのだと。
業績悪化、仕方のない事だが、僕が辞めると言ったが承諾されなかった。

僕では駄目なのだ。僕以外のものを選ばないと駄目なのか?
なぜに僕では駄目なんだろうか。
僕が部署を任されているほどだからなのか?
それとも僕のスキルか、将来性か?はたまた性格が気に入られているのか・・・。
別にとどめる事など出来ない。すぐにでも無理にでも辞められたけど。。。

僕の中での判断は、そんな甘えた判断材料なら納得できない。
僕ですら、給料も上がらず、きっとこのまま生きていく事がほぼ決まっていた。
だったら、多少他より貰っている僕の給料を分けて、下の者に払えばいいではないか。
そうしたら、少しでも努力し頑張ろうと思うのではないか。

どうしても僕を辞めさせてくれない会社とは何?
逆に僕をとどめさせるものすらない。
僕は新しい事業をやると交換条件を出し、誰一人辞めさせる事などないようにしたのだ。
一昨年の11月。
そのときにもう僕は決めていたのかもしれない。
独立しようと。無謀ながらに、何もまだ決めていないにもかかわらずに。

ただ、当時僕を辞めさせず引き留めていたのは
僕がいなくなったら絶対に辞めさせたくない部下が辞めざるおえない状況にさらされるのが目に見えていた。
だから僕は辞めずに働いていたのだ。

僕がもし辞めても部下の給料が上がる保証などない。そう全くと言っていいほど。
だったら彼らを苦しめる状況にしてはいけない。
それが僕の辞めざる理由。
そう、すぐにでも辞めれる状態だったのに。

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