枯れた技術の水平思考

すでに広く使用されてメリット・デメリットが明らかになっている技術の事を例え、これを利用すると開発コストを低く抑えることができる。
そして、「水平思考」とは、今までなかった使い道を考えるということである。

任天堂のゲームクリエイターの横井軍平の哲学である。
1997年に事故で亡くなったのだが、この精神は僕が尊敬をする一人の任天堂のプロデューサーである宮本茂にも受け継がれている。

僕は今までいろんな仕事をしてきた。
今のWEB事業の前には、コンピューターでのDTP(デスクトップパブリッシング)に始まり、その前には版下による広告制作、その前はトラフィックという運び屋。接客業に水商売といろんな事をやってきた。
その中でも、今となっては使わなくなった技術もあれば、衰退してゆく技術もある。

接客業に携わった関係で、僕は見ず知らずの人とも戸惑うことなく対応する事もできる。
今となっては古くさい事も僕を形成する一つとなっているのだ。

僕を形成する過去に覚えてきた技術。
僕は思う。考え方を少し変えるだけでも、今の僕を救う手立てになるのではないかと。
今後の会社の経営にプラスになる事ではないかと。
そう、今まで使われていて終わったと思った事でさえ、使い方を一から考え直しセッティングすることにより、新しいものへと変換する事ができる。
僕の尊敬するスティーブ・ジョブズがiMacやiPhone、Mac OSにiTunesなどなど現代の発明品もその考えで作られている。
そして、任天堂の宮本茂にも受け継がれて、WiiやDSにその哲学が宿っているのだ。

尊敬するからには、少しでも近づきたいと努力をしていたい。
僕も何か思考を変換し感動できるものを作りたいのだ。
僕が今行っているWEB技術にも、この枯れた技術の水平思考の哲学を活かすようにしているのだ。

僕の尊敬する偉大な先駆者は、答えを出して教えてくれているのだ。
丁寧に配置し直す事により、新しい技術として生み出す事を。

仕事にも、人との交わりにも、そして僕らの未来にもこの哲学を元に僕は構成したい。

カテゴリー:社長ブログコメント(0)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントフィード

トラックバックURL: https://takanix.com/wp-trackback.php?p=1129