出会えて良かったと思える事

今年一年、僕はいろんな人と出会った。
新しい人もいれば、いつもの人もいる。
あまり接点がなかった人とも繋がって行った。

僕を取り囲む歯車が動き出し、過去との決別と未来への歩みとが交差し、何が必要で何が足りないのか?ずっとそればかり考えていた。

動き出した歯車は、巻き戻す事は出来ない。
3月に4人で飛び出した僕らには帰るところはない。
以前の会社に二度と帰る事はない。
それは僕のプライド。帰る場所があると思うと全てが甘くなる。
もう二度と戻らぬと飛び出したのだから、そこはもう過去の場所。

これから先、僕らは僕らが帰る場所を創っていくのだ。

この一年間ずっと繰り返し、僕の心に訴えてきた。
一緒に飛び出した仲間を守る「仁義」と僕と彼らのために進む未来の「栄光」を。
僕らの会社の初期メンバーは絶対に裏切ってはいけないと、そう僕は決心し過去を捨てたのだ。

僕はそういう想いに集まった彼らを誇りに思うし、心底信頼しているし、本当にこの一生の中で出会えて良かったと思えるのだ。
彼らとなら、きっと未来はうまく行く。確信している。

ただ一人、その決心が出来なかった人がいた。
飛び出てすぐに信頼は消えた。
ただ何とか良い方向へ向かって欲しいと何度も助言をし助けたが、何一つ駄目だった。
飛び出る前から嫌な予感がしていたのだが、それが現実となったのだ。
僕に付いてきてはいけなかったのだろう。僕が無理矢理連れてきた結果だ。

ただ、その結果は僕の中に新しい経営者としてのスキルを手に入れさせてくれた。
そして、仁義という言葉に囚われすぎて、守る反面、仕事が危うくなりかけていた。
僕はその者に対し仁義を疑った時に気づけば良かったのだ。全てを危険に陥れるなら、その者の仁義はそこで終わらせた方がいいのだ。
だから、その者はそれで良かったのだ。
新しい人もその者が辞めなれば僕と出会わなかったのだから。

今日、その者と僕の契約は終わる。
違う場所で幸せに人生を全うすることを僕は願っている。

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