時代
2012年4月4日 10:40 PM
中島みゆきの「時代」。
僕が京都にいた頃から耳にしていたが、アイドルが好きだった年頃だった僕は聞かなかった。
東京に上京してバイトをしながら生活していた頃、中島みゆきを聞き始めたのだが、当時流行っていた「あした」から聞き始めたから、あまり昔の曲を聞かなかった。
もちろん、ファンだと言っているくらいなので、古い曲も聞いてはいたのだが、あまりにも有名な曲だったことと、聞かなくてもフレーズは分かったし、この曲を耳にし過ぎて飽きていた感もあり、それに当時は歌詞に共感せずにこの曲をスルーしてしまっていた。
だが、今僕はこの歌の意味がわかるようになった。
やっとだろうか。
この曲は、この歌詞は壮大過ぎて身近に感じる事が出来なかった。
幾つもの挫折を経験してこそ、この歌の本意が分かるのだろう。
幾つもの年月を生きてきたからこそ分かるのだと思う。
どんな人でも、その人の人生に当てはめて聞く事が出来る。
「時代」は伝えている。
例えどんなに悲しい今でも、いつか振り返り笑いながら話せるのだと。
だから、くよくよせずに今日の風に吹かれましょうと。
笑って話せるその日まで、何度倒れても生まれ変わり出会い歩き出すのだと。時代は良くも悪くも周りながら。
この曲の意味がやっと分かったなら、僕は次に向かっているのだと感じるのだ。
今度機会があったら歌ってみよう。
人それぞれの時代があるはずなのだから。
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