23年前に切れた縁

思い起こせば、僕が18歳以前と以降では、人との付き合いが変わっている。まるで真っ二つかのように。

18歳まで京都に住んでいた僕はある夢があり上京したのだ。
同級生や後輩達に誇らしく思ってくれるように、夢を現実にする約束のため頑張っていた。

だが、夢を失い希望を失くして、約束を守る事が出来なかった僕は、きっともう二度と会えないだろうと決めたのだ。

僕が子供の時から、その夢が全てだった僕は、約束を果たせなかった現実を受け入れられずに、夢が終わった時に僕自身も終わったと思っていた。
だから、全てを忘れようと思った。
僕の夢に関わる全てを。

そして、全てを忘れてから23年がたった。

僕の歯車はそのまま止まる予定だったのだ。
1年前に独立をしたその日までは。

失った夢の代わりに、新しい夢が僕には出来た。
その夢を運命と名付けて、今頑張っている。

今年に入り、最悪な事態も起こったが、それを無かった事以上にしてくれる最善な事態も起こったのだ。

それが、Facebookで23年前に切れた思い出と繋ったのだ。

僕はもう一生会えないものだと思っていた。
ただ、忘れたわけではなく、会って夢を失った事の絶望感を話したくはなかったから。
記憶の奥に隠したのだ。過去、全てを。

今年僕に起こっている出来事は異常なのだ。
異常すぎるくらい今までを変えるくらいの出来事が起こっている。

真だと思っていたものが偽だったり。
未来へ繋がれとばかりに風が吹く。
そして、バラバラなパズルを元に戻すかの如く再生の道が見えている。

ならば運命ならば、僕は全てを受け入れよう。

繋がった23年の年月を埋めるため、いつか必ず僕は会いに行くだろう。
今の夢を話すべく。

カテゴリー:社長ブログコメント(0)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントフィード

トラックバックURL: https://takanix.com/wp-trackback.php?p=1571