空虚
2013年7月31日 11:34 PM
社員が辞めるたびに僕は思う。
何がダメだったのだろうかと。
僕も以前は会社の社員だったからよく分かる。
辞めたくなる気持ちはわかる。
僕が以前辞めたいと決意した理由は、その時だったから。
年令的にも40歳前で、独立するのはこれが最後だろうし、
15年可愛がっていた猫が亡くなり生き甲斐がなくなったし、
もともと会社の役員に嫌いな人がいたり、勤務体制や給料が気に入らなかったし、部下をクビにしたくなかったし。
様々な事が重なり、独立できた最後の年だったから辞めたのだ。
設立日の一ヶ月後に、大震災が起こり、年末経営者の方が病気になり、きっとその後独立を決心したら出来なかったのだ。
それに、辞めるのはその会社が嫌だから。
嫌じゃなきゃ、辞めはしない。
頑張ろう、精一杯尽くそう。
僕に部下がいて、みんなのために頑張るのだと思っていたように。
だから、会社=僕。
人が辞めるたびに思う。
僕は本当に経営者として大丈夫なのかと。
これが次への試練なら、誰かが死ぬ事と誰かが辞める事はやめてほしいと思う。
僕が社員の時なら、何があっても守ろうと思っていた事が、社長になったら出来なかった。
守るものが多すぎるからだ。
僕が何か言ったのが決定打だと思う。必ずそうだったから。
でも、僕を信じてほしかったと思う事はある。
後の祭りだが。
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