スピリット

9月、10月と立て続けに人が退職する。
その代わりに、2人入社した。

この二年の間に、何人の人が入社し辞めて行ったのだろうか。

今回は、続け様に2人とは想定していなかった。

最初に辞めると言い出した人は、残念に思えてならない。
何の実績もないところから育てた先に辞めるのだから。

次に辞めると言い出した人は、仕事の関係上思い描く仕事をさせてあげられなかった。
ただ、何も相談する事なく、社員雇用が終わってからの退職。

だが、言われた日だけは残念に思えていたのだが、
もう別に何とも思ってはいない。
きっと僕とスピリットが合わなかったのだ。
僕の想いや理想や何もかも合わなかっただけ。
僕の人生に、ほんの少しの時間すれ違っただけなのだ。

僕は去る者は絶対に要らない。
経営者として一度は止めるが、それでノーなら、既に必要なし。
それが冷酷なら、最初から来なければ良かっただけなのだ。

僕は以前、会社に勤めていた時からずっと思っていた。
僕もそうだから。
どんなに楽しく気の合う仲間がいても、辞める人はクールで既に会社の事など考えてはいない。
ただただ早く素早く辞めたいのだから。
会社を辞める人間は、その会社を嫌い社長を嫌う。
それ以外に辞める理由はない。

僕がその退職者を留めるほどの資質がなかっただけ。
ただそれだけ。

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