終わった観念

ひとつ、僕の責任が終わった。
終わったのだ、僕の観念が。
一つの事に関する観念は、僕を相当苦しめた。
だが、今となっては昔の話。
変わらなかった事に対して僕は精一杯努力をし助言をした。
結果、これでいいのだ。

僕自身の観念に付いて来れなかった者は、僕の運命と少しでも交わる事はなかったのであろう。
人生は一度。
きっと、僕の人生には合わなかったのだろう。
それは悲しいことであり、酷いことである。

僕の元から離れたものは、二度と僕の元に戻る事はないだろう。
だから離れる事は永遠の別れである。
それを決心したのであれば、それで終わったのだ。

僕は終わらない観念を求めている。
僕と共有し、僕を高めてくれる観念。

僕が作った場所から消えて行くのであれば、僕の記憶から消えて行くのであろう。
それを選んだのであれば、僕は忘れてあげよう。
そして開放しよう。この僕の手から。

僕は止まらず進んでいくよ。きっと君が羨む場所へ行くまで。
僕は終わった観念を追う事はない。
僕を想ってくれる者が全てだからだ。

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