何のために働くのか 後編

2011年12月26日 5:06 PM

何のために働くのか 前編

何のために働くのか？
意味が分からなくなって1ヶ月がたった。
家に帰っても、ルナの事を思い出すと悲しいだけだったのだ。

何も考えたくないから、仕事が終わって家に帰ったらビールやワインを毎日飲んでいたのだ。
会社も定時で帰り、何もやる気のない社員と成りはてていた。

会社でもルナの事は禁句。
皆が僕に気遣ってくれていた、そんな日常が繰り返されていたのだ。

あのまま、無のままだったなら、生すら危うかったこの僕に、「次には、このために働くのだ」と言い聞かせたものは。。。

僕が創り上げた部署に所属していたのは、僕を含めて6人。
印刷関連担当が3人。WEB担当が3人。僕はWEBの方に含まれている。
この中で所属年数が浅い二人の中から一人、リストラをしなければならなかったのだ。
これは決定事項であり、他部署からもリストラが決まっていたのだ。

一人なら僕で良かったのだが、僕は残念ながら辞める事は出来なかった。
だから、辞めさせるべき一人と他の印刷関連担当2人を含む3人を連れて独立しようと決めたのだ。
このうち一人は、そこまでの決心ではなく、独立して年が明ける前に辞めた。

危うい生を過ごしていた僕が決心したのだ。

僕と運命をともに決心した2人は裏切れない。そう思った時に、僕は完全にそう以前の僕に戻っていたのだ。

何のために働くのか？
僕はもちろん僕の未来の栄光のため。
以前勤めていた会社で腑に落ちなかった部分を全て自分流に変え、僕らの城を築く事だ。
今まで働らいてきた会社を超える会社を作り、世に感動と衝撃を与える事だ。
僕と運命をともに決心した2人の未来の栄光のために。

今後の僕の運命は決まったのだ。

そして今、何のために働くのか？と聞かれれば
僕らの栄光のために。裕福を手に入れるために。
もっともっと会社を大きくするために。
僕は頑張って働くのだ。

生きる目的が見つかった僕は幸せである。

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