仲間

自然と周りには仲間が集まってくる。
どんな人物であれ、日々付き合う事で最初とは印象は変わってゆく。

仕事でもそうだ。
僕の周りに仲間が集まってくる。
もちろん、集まって来なければ何か原因はあり、それがその者の限界なのだろう。

逆に仲間が減っていく場合もある。
自然と減っていくのか。
あえて減らしているかにもよる。

同じ志を持ち、一緒に夢へと歩んでいる仲間はいいものだ。多ければ多い方が良い。
そんな僕を応援してくれている仲間もいいものだ。僕を友と想ってくれる仲間もいいものだ。

仕事上で知り合い一緒に仕事をし続ける仲間もいいものだ。
利益があろうがなかろうが、一緒に仕事が出来るのは嬉しい事だ。
例え利益があくとも僕がやりたいと思うのならいいではないか。きっとその先に何かが待っているかもしれないから。

一緒にやってきた仲間だと思っていた者が違う場合もある。

昨日の敵は今日の友。昨日の友は今日の敵。
友では無くとも、仲間でも知り合い止まりでも関係なく、今までは普通に居られたのに、今日敵になる事も多々ある。

それは僕にとって一番に残念で失望する日々をしばらくは送る事になる。
僕が思うようにはならないのが現実だ。
ただ、絆だけは守りたい。

自分で切るのはたやすい事。
たとえ、何年・何十年会わずとも絆があれば会ったときに時間の穴埋めはすぐに出来るはず。
出会えた奇跡というものを理解し大切に育てている者であれば、自ずと分かるはず。

なのに、昨日の仲間は今日の敵になってしまう人もいる。

また一人僕の人生の中で、要らない者が生まれた。

だけど、これくらいの失望や裏切り、落胆があるから僕は戦っていけるのだろう。
壁にぶつかり、不安に押しつぶされそうになるから僕は戦い続けられるのだろう。

雑魚や小ボスや中ボス、大ボスRPGの世界では常に主人公の前に敵は現れる。
負けないように強くなるだけだ。倒せるまで努力するだけだ。

仲間でなくなるのは悲しい事だが、それはきっと運命だろう。
そういう者たちが増えるたびに僕は強くなることを、彼らは知らない。
なるべくしてなった必要のない者。

きっとまた僕の周りには新しい仲間が増える事だろう。だから一瞬の失望などたいした事ではない。

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